Thinking

個人の資産形成(貯蓄型保険とNISA)について~新NISAが始まる今、お金のため方について考える~

どうも、ゆうすけです。

今回は、民間の保険会社で入ることがある、「貯蓄型保険」についての考え方を発信していきたいと思います。

結論から申し上げますと、僕の考え方としては、「貯蓄型保険に入るのであればそのお金をつみたてNISAにまわしたほうが合理的な選択」だということです。

そこで、僕が考えている貯蓄型保険のメリットとデメリットについて紹介したいと思います。

貯蓄型保険について

メリット

銀行に預けておくよりもお金が増える

僕も含めて世の中の大半の方は自身が手に入れたお金をまずは銀行に預け入れることが多いかと思います。しかし、預け入れ続けることによって得られる利益(利息)はほとんどありません。

一例として三菱UFJ銀行の普通預金の金利が年0.0010%の場合を挙げると…

100万円を1年間預けていても1000円しか増えません。orz

参考:https://www.bk.mufg.jp/ippan/kinri/yen_yokin.html

貯蓄型保険を契約すると、内容にもよりますが、上記よりも高い割合で資産を増やしていくことが可能です。

強制的にお金が貯められる

お金を貯めるのって難しいですよね。ついつい使ってしまいがち。

でも、そんな人のために強制的にお金を貯めることができます。

一度契約すると、毎月引き落とされていくので、満期の時にはお金が貯まっている、という仕組みです。

途中解約したくでも元本割れするので、よっぽどのことがない限り、解約しないと思います(笑)

死亡保険のような保証がついていたりする

貯蓄型保険は、老後のリスクに備えると同時に、死亡したときは指定した人に一時金が送られるという一面も持ち合わせています。

これをどう捉えるかはあなた次第ですね(笑)

(バランスの取れたプランなのか、、、中途半端だと思うのか、、、)

デフレに強い

後で説明しますが、NISAはインフレに強い資産運用方法となります。

景気が良ければそれに比例して運用もうまくいきます。

それに対して貯蓄型保険は、デフレに強い資産運用とも言えます。

景気が悪い時にNISAはマイナス、でも貯蓄型保険はそれに比べると安定しています。

(まあ、景気が悪い時でも満期でなければ元本割れするんですけどね笑)

少しの節税になる

民間の生命保険を契約していると、会社員なら年末調整、個人事業主なら確定申告の際に

所得から控除をすることができ、支払う税金を減らすことができます。

しかし、貯蓄型保険単体で見ると控除額は最大で4万円しかないため、注意が必要です。

(生命保険料控除では、そのほかにも医療保険4万円、介護保険4万円で最大12万円の控除を受けることができます。)

お金を「貯めている」のに「使っている」ように換算できる

要は、クレジットカード支払いができるものは、ポイントが貯まる、ということです。

そのほかにも、三井住友カードの100万円修行にも役立たせることができます。

三井住友カード 100万円修行とは…

デメリット

契約すると満期まで解約できない

貯蓄型保険を契約するときに説明事項として必ず説明してもらえるのですが、

ついつい軽く考えがちなのが、「契約してからの数十年間は継続しないと元本割れする」ということです。

30年,40年の期間にわたって使用しないお金を

担当者とのやり取りが面倒

これは僕が実際に思ったことです(笑)

日程調整をして、年に数回契約内容の確認をして。

その割には確認する内容ってあんまり深くはないですし、

相手も利益あっての”仕事”ですから営業をかけられることもあると思います。

営業をかけられた!と感じると、なんだかあんまりいい気はしないですよね…

タイムパフォーマンスに注目される今の時代には合っていないのではないか、と個人的には思います。

きれいな女性と話すことが目的ならばいいでしょう(笑)

つみたてNISA(新NISA)について

メリット

長期的に見ると複利の効果で資産を大きく増やせる

長い期間、コツコツと投資をすることで、

平均利回りが5%の商品に100万円、5年間投資するのを例に例えると

年数1年目2年目3年目4年目5年目
銀行100万円約200万円約300万円約400万円約500万円
投資100万円210万円(200×1.05)325万円(310×1.05)446.25万円(425×1.05)573.5625万円(546.25×1.05)

これを見るとわかる通り、73万円の差が生まれているわけです。

(※もちろん、こんなにうまくは行きません、平均利回りで試算しただけです)

運用益が非課税

一般的に、投資で儲けたお金は、儲けた分に対して20.315%の税金がかかります。(国に持っていかれます泣)

ですが、NISAで儲かったお金は非課税なのです!

それはもう、NISA口座を開設して投資するしかないですよね(笑)

インフレに強い

世の中の物価や景気が上がると、それに従って運用益も上がっていきます。

少しずつ引き出せば、より多く引き出せることになる

投資での資産の切り崩し方として、「4%ルール」なるものが存在します。

資産のうちの4%を切り崩していくのですが、残りの96%はまだ投資し続けるわけですから

当然、増える可能性があります(もちろん減ることも)

それによって、ただ切り崩すだけよりも、長い期間、資産を持つことができるのです!

デメリット

始めるまでのハードルが高い

これだけのメリットを並べたものの、めんどくささがあります。

  • 銀行口座の用意
  • 証券口座の用意
  • 銘柄の選定

などなど。これらをしっかり調査して自分が納得いくものを選択する必要があるわけですね

まとまったお金を引き出すにはタイミングが重要

世の中の景気は、良くなったり悪くなったりを繰り返すわけです。

景気が悪い時に引き出そう(現金化しよう)とすると、元本割れして損する可能性があります。

いち早く大金が必要な時には、銀行に預けれる分の貯金を蓄えておく必要があります。

現状

ここまで書いてきましたが、かくいう僕も、現在貯蓄型の保険を契約してしまい、元本割れで損失として出てしまう金額にひるんで解約に踏み切れずにいます(笑)

しかし、この記事を書くことで、自分自身の行動のきっかけになったり、他にも同じ思いをする人が一人でも減るといいかなと思っています!

おわりに

資産運用に対して不安を持つ方、また、すでに貯蓄型保険を契約してしまったが元本割れを考えると解約できない(僕を含めた多くの)方々へ、この記事が判断材料の一つになればうれしいなと思います。

また、これらをどう生かすかは考え方次第で、自分が思うようにコントロールすることができます。

どこまでのリスクを取れるかは個人によっても異なるので、自分に合った組み合わせを考えたうえで決めるのが良いかと思います。

では、また~🖐

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ABOUT ME
ゆうすけ
大阪府在住 1997年生まれの会社員 日々の出来事を記録するのが好きで、 情報を発信することで誰かの助けになれたらなお良いなと思って記事を作成しています。